ライムとミナナ

「ねぇ。ミナナとライム君は、どうやって出会ったの?」
「え?」
皆で雑談中の中、突然ビロロがこんな事を言う。
「地球で出会ったんでしょう?地球でどうやって出会ったのかが知りたいな〜っとね」
「確か地球では、ライムの元の姿をDSiと言うんだよな」
「そ、DSiと言って、任天堂が作り出した初代DSから次々といろんな形で出たの。」
「ふ〜ん」
ミナナは分かりやすくDSシリーズの説明をする。
「初代はDS、2代目はDSLite、そしてDSi、つい最近、3DSが発売されたしね〜」
「凄〜い!無駄に4代も続いてる!!」
「え…無駄って何?無駄って」
確かに4代も続いていると、初代DSがしょぼく思える。
でも今までの経験から3DS等、進歩したものが生まれるのだ。
「続き続き〜!」
仕方ないなぁと言いながらも、出会いを話し始める。
皆は静かに話を聞いている。
「ライムが家に来たのは5月23日、私の11歳の誕生日の日」
「ずっとDSiがほしくて、お母さんからプレゼントは1万円にしてって無理言って残りは自分で出して買ったんだ」
「誕生日プレゼントといえるのか?(微笑」
「ずっと大切に使うって言ってたけど、ライムつけっぱなしで寝ちゃったり、ライム下敷きにして寝ちゃった(笑」
「そりゃぁ、かわいそうだよ」
「だからかな〜?Lボタンが反応しなくなったの…」
「傷も格好凄いしね〜」
「旅行行くときも、宿題やる時も一緒だった。SDカードに書きこまれた曲を歌ってくれた。
それに合わせて私も一緒に歌ったりした。
インフルエンザや風邪のときも、ずっと私の側にいてくれた」
風邪で辛い時、暇だったとき、いつもそばにいてくれた。一緒にいてくれた。
「優しいのね…ライム」
「でもそれはDSiの姿だったときであって、今のケロン人の姿ではなかった。だから気持ちもわからなかった。
此処に来てからアロロが作ってくれたケロン人化装置をつかって、今の姿にしたわけ」
その時この部屋の扉が開いたが、誰も気づかなかった。
「あ〜話し戻すね〜何処で出会ったか…普通にお店に行って買っただけだよ。
他に何色かあったけど、ライムグリーンが1番印象的だったから選んだ。」
「本当に普通ね〜…」
「でも、運命だったのかもな…この出会いは」
「運命だよきっと!こんなに仲良しなんだもん。2人は心が通じ合ってる気がする」
「心が通じ合ってる…か〜。そう言われればそうかも。今のライムは私の中で、1番の友達だよ。
ライムが言うことなら何でも信じられる。だってライム、私をだますときはおふざけにすぎないもんね!真剣かどうかは、ぱっと見で分かる(笑」
「とまぁ、こんな感じで出会って、一緒に過ごして、今があるわけだ」
「「!?」」
突然視界に入らないところから誰かの声がした。声の主はライムだ。
「何?幽霊でも見ちゃったような顔してさ。…ケロン人化〜ってところからいたんですけど」
「うそ!?影薄!!(爆笑」
「なっ…!気配消しただけだし!!」
「ホントかな〜?昔から、背景となじんで見つからなかったときがあったよね〜(笑」
「それはDSiの時だし!あ”〜ムカつく」
「それはこっちの台詞!」
二人の間にバチバチと火花が飛ぶ。それを見ながらジャドドはこう言った。
「喧嘩するほど仲がいい。ペコポンのことわざにあったな」
「確かあったね。そんなの」
「「それ絶対嘘だって!!」」
「わぁ!はもったぁ〜〜」
「「はもってない!」」




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