掘り出し物

この世の全てが嫌いだ
木も花も草も鳥も人も……自分も
俺なんて存在している理由がない
いてもいなくても変わらないじゃないか
必要とされてない俺なんて生まれてこなければ良かったんだ
生まれてこなければ――




幼年学校射撃訓練場
学校は終わり教師も生徒も家や寮に帰ったこの時間 それにも関らず集団があった
中心には痣だらけの少年が数人で抑え込まれている
「う…ぐっ」
周りの奴等に蹴られ、殴られ、散々な姿だ
「い、い加減……やめろ、よ」
「あ?御前だれに向かってその口聞いてんだ?」
リーダーらしき人物が少年の頭を踏みつける
「っつ!」
「だいたい御前は目立ち過ぎなんだ…なぁ?ジャドド」
そのまま足に力をこめ、力任せに蹴り飛ばした
「がはっ…」
勢いで壁にたたきつけられ、床に倒れ込んだ
蹴り飛ばした本人は薄ら笑い、その場に近づきジャドドのスカーフを乱暴に掴む
「良いよなぁ、教師共に贔屓にされちまって」



なんてすっごく昔の小説が出てきた。
最初に下書き保存した日付が2010年12月4日だってよww
読みにくくね?『。』がない。